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校長便り

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厳寒の冬・・・「スキー教室」も学ぶこと多し!

投稿日2014/2/26

厳しい寒さが続いています。

インフルエンザやノロウィルスが各地で猛威を振るっているようですが、

私たち淑徳小ではつい最近まで全くの無風状態でした。

 

さて、このホームページの中で、

4年生の「スキー教室」のお知らせが沢山の写真とともに紹介されています。

楽しそうな様子が伝わってきます。

私も付き添いで行ってきたので、余計にそう感じているところです。

5・6年生のスキー教室は、創立間もなくから行われてきましたが、

4年生の方は9年前から行われるようになり、

現在は菅平スキー場で宿泊学習とスキーの体得を目標に行われています。

 

宿泊学習は、3年生の山中湖高原学園から始まります。

そこで集団行動の基本を学び、繰り返し、

6年生の修学旅行までには宿泊学習の中で学ぶべきもの、

その中でしか学べないことなど様々な事をを身に付けていくのです。

友情を深め合い、小さな社会人としてのマナーや行動ができるだけでなく、

他に対して明るく、感謝や思いやりの気持ちをもって接することができるよう願っています。

宿泊学習は3回目の4年生。

3泊4日の初めてのスキー教室で、全くの初心者もかなりいますが、

開校式の後すぐにゲレンデへ。

待ち構えていた担当のインストラクターがブーツを履くのを手伝ってくれ、

スキー板の持ち方まで教えてくれます。

雪質は最高で、天気も穏やかな日が続き、

子どもたちは初心者も上級者もぐんぐん上手になっていきます。

1日目、少し気になることがありました。

「ありがとうございます」や「お世話になります」といった言葉が

子どもたちから出てこないのです。

夜のミーティングのときに同じ思いだった体育の先生からその注意があったのですが、

何とその翌朝から元気なあいさつが聞こえるようになりました。一事が万事。

スキーだけでなく、するべき行動のひとつひとつのことが確実にできるようになっているのが

目に見えて分かり、集団としてのまとまり・成長を感じる宿泊学習になりました。

何より感心したのは、最終日までみんなが元気で明るく楽しそうに過ごすことができたことです。

真冬の大自然の中でのスキーは楽しくもあり、また厳しい面もあります。

1日目の午後、山頂ではマイナス14度でした。

急に周りが見えなくなったこともあります。

親元を離れて自分の事は自分でしなければなりません。

疲れてくると食欲もなくなり、イライラも増してきます。

具合が悪くなったり、友だちとトラブルが起こることもありますが、

今回はみんな最後まで、よく食べ、楽しくスキーをし、よく寝ていました。

友だちとの関係も深まったようです。沢山の荷物の整理も何とかまとめられました。

インストラクターだけでなく、お世話になったすべての方々に対する

感謝の気持ちもしっかり自覚されたようです。

私が口をはさむ余地のない程、すばらしい4年生のスキー教室でした。

 

2月に入り、6年生の中学入試も終わって、

さあ今度は5・6年生のスキー教室というときに、記録的な大雪になってしまいました。

本当に残念なことでしたがサプライズも生まれました。

1泊のディズニーランド見学が実現しました。

次の日には元々「増上寺のお参り」が予定されていましたので、いい思い出になることでしょう。

5年生も卒業式後、1泊だけですがスキー教室に行くことになりました。