明けまして、おめでとうございます。
年末年始をはさんだ冬休みが終わり、3学期が始まりました。日本海側の地域で大きな災害に見舞われたり、空港で事故があったり、外国では戦争が続いていたり、心が痛みます。登校してきた子どもたちの楽しそうな生き生きした様子に、元気付けられています。
今年の干支である辰は、十二支の中で唯一実在しない神霊的な生き物です。辰年は、その加護によって、これまで努力を重ねてきたことが実る年になるとも言われています。今年一年が、皆様にとって、多くの実りと幸せがある年になりますよう、お祈り申し上げます。
3学期の始業式には、子どもたちに、今年の目標を決めましょう、と話しました。私自身も、年末年始に、家族で旧年を振り返り、新年はどんな年にしたいか考え、目標を立てることを続けています。そして、立てた目標を紙に書き出し、目に付くところに貼り、折りに触れて意識して生活するようにしています。
いくつか立てた目標には、年末になって十分達成できたと思えるものや、なんとかできたというもの、今後、またあらためて取り組もうと思うものなど、様々な振り返りがあります。普段はあまり意識せずに生活していることも多いのですが、目標を立てておくと、折り折りにどうするかを決めたり選択したりする際に判断の参考になったり、無意識に実践しようとしていることに気付いたりします。
既に、年の始めに、お子さんと話して今年の目標を決めているご家庭も多いと思います。もし、目標が決まっていない場合は、昨年を振り返るところから話題にしてみてはいかがでしょうか。目標が決まったら、新しく立てた目標を達成するために、具体的にどうするのがいいか、お子さんの相談に乗ってあげてください。そして節目ごとに、共に振り返り、応援してあげてください。目標に向けて日々取り組むことで、お子さん一人ひとりにとって、実り多い一年になるよう願っています。
また、3学期は、一年の始まりの時期であると同時に、学年のまとめの学期でもあります。昨年4月に進級して、もうすぐ一年が経ちます。特に6年生は、あと3ヶ月後には淑徳小学校を卒業して中学生になります。それぞれ、次の学年、次の学校に向けて準備をしていく大切な時です。
この一年で、心身共に大きく成長した子どもたちです。まとめをしっかりし、次のステップに進んでいけるよう、子どもたちの残りの学校生活一日一日を、より丁寧に指導していきたいと思っています。
本年も、淑徳小学校の教育活動に、ご理解ご協力をお願い申し上げます。