本日、1学期の終業式を行いました。今回も、感染防止の観点から、各学級にオンラインで配信し実施しました。本日の終業式に限らず、一堂に会することのないオンライン形式の集会に、教員も子どもたちも慣れてきて、オンラインならではの良さを生かした内容が工夫されてきています。例えば、交通マナーやコロナ対策、不審者対応等、伝えたいことや強調したいことを見やすく画面にまとめる等、対面では難しかったアプローチがされるようになりました。
子どもたちが移動することなく自分の座席で参加できることは良い面でもあります。また、壇上に遠く阿弥陀様や式の進行を見るのとは違い、電子黒板に映し出された大きな映像で見ることで、印象に残る面もあるようです。
子どもたちは話をよく聞いていて、話した内容について後から話しかけられたり質問を受けたりすることも多くあります。ですから、終業式でもどんなことを話そうかと、いろいろ考え、今回は、私の子どもの頃の夏休みの思い出を例に、様々なことに興味を持って自分の世界を広げてほしいという話をしました。夏休み明けに、子どもたちからどんな話が聞けるか、楽しみにしています。
1学期を振り返ってみると、コロナウイルスによる影響が小さく、新規感染者数が落ち着いていた期間が長かったことで、なんとか様々な行事や児童活動を行うことができました。感染防止対策をしながらも、やっと、ほっと一息つくことができたような気がします。
まず、4月に6年生が奈良・京都へ修学旅行に行きました。また、6月から3・4・5年生がそれぞれ高原学園を行い、本当に久しぶりに宿泊を伴う体験学習を実施できました。この2年間、保護者の皆さまにご来校を控えていただくことが多かったPTA総会や学級懇談会、授業参観なども、オンラインを併用しながら対面で行うことができました。これらのことは、保護者の皆さまのご理解とご協力の賜物と、深く感謝申し上げます。今後も、学校行事を行うことができ、保護者の皆さまにお気軽に来校していただけるような日々であってほしいと切に願うところです。
梅雨が終わり熱中症の危険が増し、マスクを外す指導が必要な場合も出てきています。危険なほどの暑さが続いた時には、休み時間も含め屋外での活動は禁止としましたが、マスク着用の是非の判断は大変気を遣うところです。マスクを外せる場面でも、外したくないと思っていたり、外さないようにご家庭から言われていたりする児童も一定数いることもあり、感染状況や気温の様子を見ながら丁寧な対応を心がけてきました。
また、コロナ感染症の新たな変異株による流行が始まり、2学期以降も行事の実施を含め様々な場面を想定しながらの準備と対応が必要だろう、と気を引き締めているところです。本日、秋に予定している運動会の実施と準備についての現時点での考え方をお伝えするプリントを配付いたしました。ご一読ください。
子どもたちも、保護者の皆様も、健康に、安全に、夏休みの期間をお過ごしになられるよう願っております。来学期も、どうぞよろしくお願い致します。