先日、1年生の遠足に同行しました。入学して2か月、小学校で初めての遠足です。雨で一度延期になっていましたので、当日は、どの子も笑顔いっぱい、待ちに待っていた様子でした。
遠足の行き先は、板橋区立東板橋公園です。学校と同じ板橋区の施設なのでバスを使うと30分弱で到着します。3学級が3台のスクールバスで行き来しました。
本校では、朝夕の登下校以外にもスクールバスを利用しています。今回の1年生の遠足のように、行き先が区内の施設だったり、午前中で戻って来られたりする範囲にあることが多い低学年のうちは、スクールバスを利用する機会がよくあります。手配に融通が利き、アクセスが便利なスクールバスは、校外での学習活動の強い味方です。
板橋区立東板橋公園では、広場でクラスごとに遊んだり、併設の板橋こども動物園で、小動物とふれあったりしました。
特にモルモットは、係の方がお世話をしてくださり、一人一人膝にのせて抱くことができます。とても楽しみにして、自ら手を伸ばす積極的な子もいれば、膝に乗せてもらうのを待ちながら、こわごわと顔を背けながら固まっている子もいます。想像していたよりも、モルモットが大きかったようで、「わー、おっきいー。」とおどろいていました。はじめは怖がっていた子も、モルモットがおとなしく、じっとしていたりモゾモゾと体を動かしたりするだけなので、膝の上のモルモットから伝わってくる温かさを感じ、だんだんと緊張がほぐれていき、優しく撫でてあげていました。
ヤギが放し飼いされている広場では、ヤギが驚かないように気をつけてゆっくり歩くこと、優しくなでてあげること、など係員さんの説明をお聞きしてから、ふれあい体験です。子どもたちは、こわごわと手を伸ばし、背中を撫でていました。また、広場のあちらこちらに落ちているたくさんの黒くて丸い粒(落とし物)に気が付くと、悲鳴を上げる子もいました。間近で接することで、改めて、生命を感じたようでした。
犬や猫、鳥等のペットを飼っているご家庭もいらっしゃるでしょうが、動物と普段触れ合うことが少ない子どもたちにとって、ヤギやモルモットなどの動物と触れ合い、命のぬくもりを感じることは、貴重な経験となったことでしょう。
今後も、校内での体験学習の充実を図りつつ、スクールバス等の設備を活用し、校外の学習資源も積極的に利用していきたいと考えています。