新学期がスタートし、学校に元気な子どもたちの声が戻ってきました。これまでと同様に、感染予防に配慮しながら、できる限り日常の学校生活を進めていきたいと考えています。
始業式の9月1日は防災の日でもあり、引き取り訓練を実施いたしました。保護者の皆様には、万障繰り合わせご参加いただきまして、全児童の99.4%の引き渡し率となりました。定期的に行っている児童の避難訓練と合わせて、いつ起こるかわからない災害に対して備える大切な訓練ですので、今回3年ぶりに無事行うことができたことに感謝申し上げます。
避難訓練は、毎回想定を変えて行っています。今回は、緊急地震速報を聞きとり避難行動、その後校舎北側で火災発生のため校庭へ避難、という想定で5日(月)の朝に訓練を行いました。「お・か・し・も」(おさない、かけない、しゃべらない、もどらない)は、避難時のスタンダードな合言葉です。それと合わせて、児童に教える最も大事な約束は、『黙って指示を聞く』です。もし災害が起きたときに勝手な私語があっては教師の指示が通らず、安全な避難に支障がでます。この約束が守れるか否かは、児童の普段の日常生活と学校の指導の結果が現れるところなので、気を付けて様子を見守っています。夏休み明けの避難訓練でしたが、子どもたちは皆、大切な約束をしっかり守り、落ち着いて校庭まで避難することができていました。
さて、すでにお知らせしました通り、夏休み期間を利用して、外壁補修工事と空調機器入れ替え工事、学年廊下スペース拡張工事をしました。
昨年度から2年計画で行った外壁補修工事は、引き取り訓練でご来校いただいた際には足場が一部残っていましたが、4日(日)にすべて撤去、終了しました。お陰様で、校舎外壁の安全確認と補修がすべて終了し、経年劣化による外壁剥落等の事故を未然に防止できました。
空調機器入れ替え工事では、昨年度の3階教室工事に引き続き、1階と2階教室空調設備をこれまでよりも高性能な機器に入れ替えました。今冬に地下体育館の機器を入れ替えて終了予定です。機器の耐用年数としてはまだ使用可能ですが、最近の夏の暑さを考慮し、早めに設備の更新をしています。
そして、3つ目の学年スペース廊下拡張工事は、1組と2組の間の外部ウッドデッキ部分を室内廊下に変更し、校舎内の空間を広げ使いやすくすることを考えて実施しています。残念ながら工事の日程が2学期にずれ込み、終了予定が10月初めとなりました。隣接の工事個所サッシを締め切って生活空間と隔離し、騒音が発生する作業等は児童の生活時間と重ならないように行うなど、できる限り学校生活に影響が出ないようにいたしますので、ご理解をお願いいたします。10月初旬の授業参観・学級懇談会にご来校いただく時にはご披露できるのではないか、と思っています。
今年度4月より、インスタグラムで学校の様子をお知らせしています。そのなかで最近大きな反響があったのは、職員の不審者侵入時防犯訓練と救急救命講習についての投稿です。本校では、毎年、警察や消防と連携して、児童の安全を守るための様々な訓練を行っています。
今学期も、子どもたちの安全で快適な学校生活を保障するべく、環境を整え、子どもたちひとりひとりが心身共に健やかに、楽しく学校での生活を送ることができるよう、学校全体で努めていきます。引き続き、ご理解ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。