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校長便り

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「舞台を観る」から「舞台に立つ」へ

投稿日2019/2/6

 昨年の11月、淑徳小学校の子供たちは劇団四季「夏」劇場で「ライオンキング」を観劇しました。その様子や感想は本校のホームページでもすでにお知らせしたとおりです。全校でミュージカルの舞台を観るのは開校以来はじめての出来事でもあり大いに盛り上がりました。実物や本物を見る機会を多く持つのは情操を豊かにする上からも大切なことです。

 「舞台を観る」経験をした子供たちが次に向かうのは「舞台に立つ」経験です。来年2月には校内音楽会を実施します。これまでの音楽会は本校の体育館で行っていましたが今度は違います。会場は東武東上線大山駅から徒歩5分の場所にある板橋区立文化会館大ホールです。学校の体育館で演奏や合唱をする経験しかなかった子供たちに、本物の舞台の上で歌をうたう経験をさせたいというのは私の夢でもありました。

 音楽の授業時間は国語や算数に比べればわずかですし、毎時間を校内音楽会の練習に費やすわけにもいきません。音楽科の教員の理解と協力を得るのは会場を確保する以上に大変(?)でしたが、何とか実現の運びとなりました。きっと創立70周年にふさわしい記念音楽会を開催することができるでしょう。できれば一曲、全校の子供たち、保護者、教職員、同窓生による全体合唱をしたい。4月のPTA総会で第1回の全体練習がやれればいいがな。夢は広がります。

 毎朝、各教室から子供たちの歌声が聞こえるようになったら、どんなに素晴らしいことか。子供たちの魂は先生の叱り声ではなく清らかな歌声によって磨かれます。その結実を、1年後、文化会館大ホールで見て聞いて感じてください。