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校長便り

1学期終業式を終えて夏休みへ(校長だより)

投稿日2025/7/18

 6月中旬から下旬にかけて、3~5年生がいずれも2泊3日の日程で高原学園に行ってきました。バスでの長時間移動や各施設での見学、体験など普段の学校生活では味わえない経験をたくさんしてきました。友達と一緒にお風呂に入ったり布団を並べて寝たりと、いつも以上に長い時間集団生活を送ったことは、きまりを守ることの大切さを学ぶと同時に、友情を深める大切な機会になったのではないかと思います。

 宿泊学習は子どもたちの成長を促す絶好の学びの場です。1日目には教員から細かい説明がありましたが、2日目・3日目になるに従って説明時間が短くなり、子どもたちだけで自主的に動ける場面が増えてきました。班ごとに分担した係活動や写真撮影の際の整列など、随所にその成果が見受けられました。周りの人に支えられていることを実感し、集団の一員として自分の役割を自覚し協力をすることは、感謝する心や慈しみの心を育てます。それが通常の学校生活にもつながっていくものと期待しています。

 先週行われた個人面談では、各担任から成績のことや普段の学校生活の様子等についてお話があったことだと思います。一人ひとりの頑張った点や成長したところ、クラスという集団の中で見えることを伝えたり、保護者の方からご家庭での様子や相談を受けたりしたことが、子どもへのより深い理解と今後の学級指導につながっていきます。また、担任と保護者の方が直接話したことによって、相互理解と信頼関係がより深まったことと思います。限られた時間ではありましたけれど、暑い中、ご来校いただきありがとうございました。

 本日行った1学期の終業式の中で、新学期の初めに各自で立てた「1学期のめあて」について、達成できたかどうかを聞いたところ、多くの人が達成できたと答えてくれました。大きな目標を達成するためには、目の前にある小さな目標を一つひとつクリアしていくことが必要です。その積み重ねが自信となり、次の意欲へとつながっていきます。

 明日から夏休みです。なかなか計画通りに過ごすというのは難しいかもしれませんが、宿題や読書に加えて、今しかできない事、自分が挑戦してみたい事を見つけて、取り組んでほしいと思います。自分の「やりたい」という気持ちが大切です。何事にも一生懸命向き合うことが自分の可能性を広げてくれると同時に、新たな自分発見の機会にもなります。

 今学期も様々な場面でご協力いただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。今年も暑い夏になりそうですが、熱中症には十分気を付けてお過ごしください。9月に、しっかり充電し逞しくなった子どもたちに会える日を楽しみにしています。