なでしこ101号で、「異文化体験は自分(日本)さがしの旅」と題して、
オーストラリア海外体験旅行についてまとめましたが、この夏休みの28回目のそれは、
多くのことを学ぶことのできたとても思い出深いものになりました。
まず、今年から交流を始めることになったグッド・サマリタン小学校から大歓迎を受けたこと。
ボブ校長先生はじめ先生方、約730人の児童やホストファミリーの方々
みんながとにかく優しく親切なのです。
日本からの22人の児童達を快く受け入れてくれたのです。
そして、学校での活動もこれまで経験してきた以上に充実したものでした。
スクールバディとはいつも一緒に過ごしていました。
まるで本当の兄弟のように。日本語教室や英語教室なども充実していました。
2人の日本人教師の指導もあり、校内で行き交うとどの子も
「コンニチハ」と声をかけてくれます。
日本の子どもたちもすぐに溶け込んで、校庭のあちこちでバディとともに
いろいろの子達と遊んでいる様子が見られました。
この充実感は日本での事前学習の成果でもありますが、
それだけではなかったように思います。
オーストラリアは移民の国です。
このグッド・サマリタン小学校は創立18年目、
3分の1の児童がシリアやイラクといった紛争地帯からの難民で、
世界の47ヵ国から集まっているそうです。
当然、英語の話せない児童が入学してきますが、すぐに馴染んで英語も上手になるそうです。
心に大きな傷を抱えている児童もいますが、みんなで優しく包んでしまう、
そんな学校の精神が充ち満ちていました。
日本の子どもたちは、日本の中では経験しがたい体験をたくさんしてきました。
どんなことを感じてきたのでしょうか。今、まとめているところですが、楽しみです。
今は、この旅行に関わったすべての方々に心より感謝します。