新元号が「令和」と決まりました。平成は31年4月30日までで、翌日からは令和元年5月1日となります。本校では子供たちに、NHK「NEWS WEB EASY」(31.4.1)の次の解説を参考に新元号の説明をします。
「政府は4月1日、いろいろな専門家から意見を聞いたあと、新しい元号を『令和』にすると決めて、発表しました。『令和』は、1200年以上前の『万葉集』にある言葉から選ばれました。安倍総理大臣は『令和』について『みんなの心が集まって文化が生まれて育つという意味です。寒さのあと春が来くるときれいに咲く梅の花のように、1人1人の日本人がそれぞれの花を大きく咲かせる日本になってほしいと思いました』と話しました。」
さて、「令」の字の形についてですが、文化庁によれば「字の形の違いは習慣によるもので、本来は問題にする必要がない」(『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)』平成28年2月29日)としています。また、『常用漢字表の改定に伴う中学校学習指導要領の一部改正等及び小学校、中学校、高等学校等における漢字の指導について』(平成22年)には、「児童生徒が書いた漢字の評価については、指導した字形以外の字形であっても、指導の場面や状況を踏まえつつ、柔軟に評価すること。」と明記しています。
その指導に関して、小学校学習指導要領では「令」は4年生で学ぶ漢字で「ひとやね」の下は「、」とカタカナの「マ」を標準としており、本校においても黒板などを使って指導する際は「ひとやね」の下は「、」と「マ」で統一します。ただし、テストなどの評価においては「令」(3画目が「一」、5画目が「|」)も正解とするなど柔軟な対応をしていきたいと考えます。