このたび、書家の太田史彩先生から創立70周年の記念にと素晴らしい作品をご寄贈いただきました。「精華」と書かれたその作品は正面玄関の壁面に掲額してあります。次は、太田先生ご自身による作品の説明です。
「精華とは、そのものの本質をなす最も優れている点、真髄という意味を持ちます。又、光彩の意味も合わせ持っています。筆にたっぷりと墨を含ませ何枚も書き進めると、線にかすれや割れが生じ、やがて終筆になると様々な線は同時に終わりの時を迎えます。一枚の作品は一気呵成に筆を運ぶことで、線のドラマが一つ終わる感があります。生じたそれぞれの線は、作品を構成する大切な要素となるのです。そんなことを感じつつ、書き終えた作品でした。」
太田先生からご寄贈いただいた作品はこれで3点目。1点目は低学年昇降口に、2点目は「なでしこホール」入り口にそれぞれ掲額してあります。ここにお礼を申し上げるとともに、ご来校の折には皆様にもぜひご覧をいただきたくご案内いたします。