2月に入り、続けて降雪がありました。本校では、徒歩だけで通学する児童は少なく、公共の交通機関とスクールバスを利用して通学する児童がほとんどです。交通機関の乱れは、児童の安全にかかわります。
10日(木)と14日(月)の降雪予報では、前日に、電車の遅延や運行停止、積雪や凍結による事故や渋滞などの可能性を考慮して対応を決定し、10日(木)は午後の予定を切り上げて早めの下校、14日(月)は休校・オンライン授業実施といたしました。幸い、両日とも1月6日(木)のような大雪にはならず、事前の予測より降雪量が少なかったようです。お陰様で、大きな混乱なく終えることができました。保護者の皆さまにはご協力いただきまして、まことにありがとうございました。
それにしても、ICT機器の発達は大変ありがたいことです。学校生活は児童の安全な登下校が大前提になるので、休校や時程変更などについては、できる限り早めの判断を心がけています。そして、いざ連絡をする場合には、メール等で全家庭に時間差なく直ちにお知らせできるようになりました。事前の印刷物のお便りや電話連絡網等を使用していた時代とは、雲泥の差です。
以前であれば、大雪や台風で休校せざるを得なくなったときは、自宅でそれぞれ自習をお願いするしかありませんでした。しかし、今は、全校児童タブレットを所持し授業に活用していますので、登校できなくてもオンラインで学ぶことができます。コロナウイルスの流行に関連してオンライン授業を行ったことを、降雪予報による休校場面でも活かすことができました。
また、通学時、電車等に遅延などがあった場合には、低学年の児童は臨機応変な対応が難しい場合があります。そんな時、携帯電話やGPS機器があれば、連絡がついたり位置情報が得られたりして、安全確保の大きな助けになります。
交通機関が混乱した時には、最寄り駅やスクールバス乗り場に教職員が向かい、児童の登校補助をしていますが、現地の教職員と学校では常に児童の状況やご家庭との確認を共有できるようにもなっています。大変便利な時代になった、と思います。
それにしても、児童は、ICT機器をあっという間に活用できるようになりました。まだまだ、様々な使い方や変化があり、ICTに関する教育は発展途上ではありますが、新しい学習ツールは着実に教育を変えていっています。
伝統的な教育方法の良さ、対面での授業の温かさを大切にしながらも、新しい時代に生きている子どもたちに合わせた教育を推進すべく、全職員一丸となって日々研鑽に励んでいます。