1月12日(火)に、校内書き初め大会が開かれました。1.2年生は硬筆、3年生以上は毛筆です。丑年初めの子どもたちの真剣な姿を見たくて、邪魔をしないように、書き初め中の各教室をそっと覗いて回りました。
どの教室も静かです。いつもは教科書を音読したり、話し合ったりする声が響く活気ある校内が、この時ばかりはしんと静まりかえり、子どもたちが集中していることが伝わってきました。多くの子どもが冬休み中に練習してきたのでしょう。練習の成果を出そうと、一生懸命に取り組んでいました。
午前中の前半2時間を書き初め大会の時間としていますが、通常、低学年では2時間も集中して字を書いていることはできません。しかし、この日ばかりは、どの教室も粘り強く取り組む子どもたちに合わせて、じっくりと時間をとっているようでした。1.2年生が書きあげた硬筆作品の中には、まるでお手本そのもののようだ、と思うような作品がいくつも見られました。
5年生の教室の前に来たところ、開け放った扉から教室内が見えました。ある女の子が、書き終えた自分の半紙を持ち上げじっと見つめています。もう一度机に下ろし、指で自分の筆運びをなぞりながら、首をかしげました。なかなかの出来栄えのようでしたが、満足してはいないようです。この書き初めにかける思いがうかがえました。
子どもたちの様々な作品をご覧になったお客様に、
「とても字がきれいですね。」
と、おほめいただくことが多くあります。この日見られた、作品展に向けて取り組む意気込みが、日頃の子どもたちの文字の丁寧さ、美しさにつながっているのだと思い、うれしくなりました。
書き初め大会の作品を、各学年スペースに掲示いたしました。例年は、書き初め展覧会として保護者の皆さまに直接ご覧いただいておりましたが、今回は、ホームページ上で展示させていただきます。ご了承ください。「在校生と保護者のページ」からアクセスできます。(公開は終了しました)
令和3年が、淑徳小学校の子どもたちにとって良い一年でありますように。
保護者の皆様、見守り支えてくださっている皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。