今月13日に卒業式があり110名の子どもたちが本校を巣立っていきました。
学校で最も大切な行事が終わると卒業担任はもちろん校長もホッとします。式を終え、卒業生やご父母、来賓をすべて見送り、教職員に慰労の言葉を述べ、校長室に戻ったとき、ほんの数秒ですが校長の重みから解放される瞬間があります。
これぞスイッチOFFのひとときですが、校長室のドアをノックする音でたちまちONに入ります。
あと3週間もすれば113名の新入生が入学してきます。新しい年度がスタートするまでのこの間は、教員にとってまたとないスイッチOFFの時間です。と同時に、リセット&リフレッシュの機会であり、新しい年度に向けた仕込みの時でもあります。大型書店の教育書売り場は教員で混雑します。指導技術の習得はもちろんですが、それ以上に子どもの心や親の気持ちに寄り添える「心のゆとり」を自らにもたらす努力をすることが大切です。
教員にとっての春休みはまさに仕込みの時。と言うわけで、新年度、子どもの笑顔以上の笑顔で子どもたちを迎えられるよう、しばし教員は仕込みの時に入らせていただきます。