11月14日(火)3.4.5校時に、毎年恒例となっている
プロの演奏によるピアノ五重奏曲『鱒』第4楽章の鑑賞授業を行いました。
▼シューベルト作曲 ピアノ五重奏曲『鱒』第4楽章
▼5つの楽器の音色が一つにまとまり、曲になっていく様子を手の届くような距離で鑑賞しました。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノそれぞれの楽器演奏を見て聴いて感じます。
▼4種の弦楽器は音色や弾き方が違います。その演奏に真剣な視線を送り、耳を傾けていました。
ピアノの華麗な指の動きにも目を見張っていました。
このピアノ五重奏曲『鱒』第4楽章は変奏曲です。
▼色々な楽器で変奏される様子を見て聴いて想像し、感想に表していました。
生の演奏ならではの感想が沢山ありました。
以下は児童の感想です。
・CDの演奏と比べると、やっぱり生の演奏の方が迫力があり感動しました。すごく華やかで、一つ一つの楽器の音がきれいで身じろぎもせずきいていました。
・生の演奏の音は高低やかわいらしさ、品があるなどなどの色々な変化がありました。
・自分もヴァイオリンを習っていましたが、やっぱりプロのヴァイオリニストはとても指の動きが素早くあざやかでしたので、すごいなぁと思いました。
・ヴァイオリンの高い澄んだ音が「いいなぁ」と思い、目を閉じてきくと春にますが沢山泳ぐ小川の風景がうかんできました。
・ヴィオラがテーマを弾くと、ヴァイオリンよりちょっと重々しくなるけどかっこよく、チェロはもっと重々しくなるけど落ち着いている感じ、コントラバスはものすごく大きなマスの感じがすごくして、おもしろかったです。
・コントラバスで演奏すると、ますが川を泳いでいるのではなく、大河でぞうが水浴をしているように感じました。
・コントラバスは低い音だけどすごい縁の下の力持ちだと思いました。
・ピアノが主旋律の時は、他の楽器の音やメロディーも合わさって、森のかわいらしい雰囲気のような、とても楽しげな感じがしました。とてもすばやく手が動いていて魔法のようでした。
・ピアノは『ます』がまだ卵の状態のイメージがありました。
・第4変奏の時は迫力、また圧迫感がありとても緊張しました。
・いきなり激しくなる所があって、たぶんそこはますがいる川の中で嵐がおきている感じでドキドキしました。
・変奏をすることにより、様々な表現をしていることがわかりました。水がにごっている中、ますがこっそりと暗いメロディーでおびえていることをヴァイオリンが演じているのは言われなければ気づかなかったので、奥が深いなと思いました。
・一致団結力がすごくて、一人もずれることなくみんながみんなをサポートしあっているみたいでびっくりしました!
・先生たちが思い切り顔や体で表現していて、場面のひとつひとつ、一匹一匹のますの感情が感じられました。
・この『ます』という曲の映画をみているようでした。
音楽への興味関心が高まり深まった一日でした。
ヴァイオリン:加藤 えりな
ヴィオラ:田端 誠治(本校音楽科教諭)
チェロ:弘田 徹
コントラバス:中津濵 麻美
ピアノ:佐藤 瑞恵