校長便り

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慈しみの心

投稿日2016/12/1

職員室の机上に、今年度実施したオーストラリア体験旅行の記念文集が置かれていることに最近気付きました。だいぶ前に完成していたにもかかわらず気付くのが遅くなり担当した職員には申し訳ないことをしてしまいました。  さて、どのレポートも実によく書けています。なかでもAさんの「親を亡くした動物達のために」と題する次の文章にはハッとさせられました。  「『カンガルーやウォンバットとか見に行かない?』とホストマザーに誘われました。家から車で5分ぐらいの所にホストマザーの親の家に着きました。動物園に行くと思ったら普通の家の前に車が止まり、みんなが入っていくので不思議に思いながらついていくと、まずはピンク色のかわいらしい鳥が見えました。よく見るとその子は片目がありませんでしたが、とても元気で人になついていました。家の中に入ると、ホストファミリーの妹のHが奥に行くのでついていくと、そこには、なんと吊された布の袋にカンガルーの赤ちゃんがかわいい顔を出してこちらを見ていました。(中略)日本に帰って調べてみると、オーストラリアでは交通事故で親を亡くした動物の赤ちゃんを保護している人が多くいるのが分かりました。カンガルーは約18か月くらいお母さんの袋の中で過ごさなければ死んでしまいます。人間との事故で残された命を必死に助けようとする人々に出会い、命の大切さを改めて知ることができたことをホストファミリーに感謝しています。」 本校の海外体験旅行が、異文化理解のみならず慈しみの心をはぐくむことにも役立っていることを知り、大変嬉しく、また頼もしく思った次第です。