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校長便り

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一通のメールに襟を正す

投稿日2015/9/30

9月の下旬は大きな行事が続きました。26日(土)午前、千葉市の大巌寺で学祖長谷川良信先生の50回忌があり、午後はお隣の淑徳大学千葉キャンパスで大学創立50周年記念式典・祝賀会が開かれました。翌日は、淑徳大学埼玉キャンパスのグラウンドをお借りして本校の運動会。天候の関係で多少プログラムを変更しましたが成功裏に終えることができホッとしています。これも大勢の方々のご支援・ご協力があればこそ。心から御礼申し上げます。

さて、大学創立50周年の祝賀会で、以前、国の役所に勤めていた頃お世話になったMさんにお目にかかりました。Mさんは幹部職員でいわば雲の上の存在。そのMさんと親しくお話をする機会が得られたのですからびっくりです。翌日さらに驚く出来事がありました。Mさんからメールが届いたのです。そこに書かれた一文に驚きは倍増しました。

「お立ちになってご挨拶下さっておいでの先生に、椅子にかけたままで応じ失礼をいたしました。」

思わず襟を正しました。本当に偉い人は、時や場所、立場を超えても変わらぬ偉さをお持ちです。相手が立っているときは自分も立って、自分が座っているときは相手にも座っていただいて。役所にいるとき私も叩き込まれました。教育現場に戻ってから少しゆるくなってしまいましたが、でも、これは教育現場においてこそ大切なマナーです。子供と話すときは同じ目の高さで。叱るとあればなおさらです。子供と言えども一人の人間(一つの人格)として尊重する姿勢が教師には求められているのだと思います。