緊急事態宣言が解除され、長い休校期間がようやく終わり、6月より分散登校を開始しました。週に1日の登校から始め、先週からは学級を二つに分け、隔日登校で軽食をとった後、下校しています。
久しぶりに、学校に子どもたちが帰ってきました。友達と会えたうれしさに、子どもたちの笑顔が広がります。私も大変うれしく思います。この間、保護者の皆さまには、学校の取り組みに様々にご協力いただき、ありがとうございました。
学校は再開しましたが、校内はたいへん静かです。クラスの人数が半分では元気が出ないのかもしれません。また、久しぶりの登校で緊張しているのかもしれません。気持ちの面でも体力の面でも大変なようです。休校前の日常を取りもどすには、もう少し時間がかかりそうです。
学校では、通常登校に向けて、様々な準備を進めています。学校内の生活では、学習や整列時に身体的距離をとったり、換気とアルコール消毒と石鹸での手洗いを励行したり、気をつけることが多くあります。学習の面でも大きな制限がある場合があり、新しい学び方を模索することになります。給食では献立や容器を変更し、配膳方法を工夫し、会食のルールを変更するなどしました。子どもたちに慣れてもらわなければならないことが多くあります。
今週末で分散登校を終え、来週からは通常の登校にもどす予定です。今後も継続して「ウィズコロナ」の「新しい日常」を模索しなければなりませんが、子どもたちにとって、学校は学習の場であると同時に、大事な成長の場です。人と関わるからこそ、他者を思いやることができ、感性が豊かになり、社会性が発達します。「新しい日常」の学校生活であっても、学校に行きたい、学校が楽しい、学校に行ってよかった、そう思ってもらえるような学校であり続けたいと、子どもたちを見て、心新たにしています。