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5年生 ピアノ五重奏曲「鱒」プロの演奏による鑑賞授業

投稿日2020/12/9

12月3日(木)3.4.5校時に、毎年恒例となっている
プロの演奏によるピアノ五重奏曲「鱒」第四楽章の鑑賞授業(5年生)を行いました。

▼シューベルト作曲 ピアノ五重奏曲「鱒」第四楽章

▼5つの楽器の音色が一つにまとまり、曲になっていく様子を手の届くような距離で鑑賞しました。

▼ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノそれぞれの楽器演奏を聴いて感じます。

4種の弦楽器は音色や弾き方が違います。その演奏に真剣な視線を送り、耳を傾けていました。
ピアニストの華麗な指の動きにも、児童たちは目を見張っていました。

生演奏ならではの感想が沢山ありました。

以下は児童の感想です。
・生演奏できくと、CDとはちがう空気が感じられました。心に染みてくるような音楽でした。
・演奏している人が目と鼻の先にいて、一つ一つの楽器が教室中に響いていてすごい迫力があり、音楽に圧倒されて自分が小さくなった感じになった。
・コントラバスとチェロの音の重みがすごくて臨場感がすごかったです。
・コントラバスの音は体がずんっとなるような感じがしてすごい。地面が揺れるような感じ。
・底から沸き起こる気持ちのようにチェロとコントラバスの音が心に響いた。わくわくしすぎて心がどこかに行ってしまったようになった。
・コントラバスはかげですごくいい響きを出していると思いました。ヴァイオリンやヴィオラ、ピアノはいつも聞こえているけど、コントラバスは聞こえていない感じで裏打ちやリズム打ちをいつもしていて、すごく聞いていて楽しくなります。コントラバスがないとこんなにすてきな音色は出ないと思いました。
・主役の楽器をまわりが引き立てていました。
・ピアノが弦楽器を際立たせていました。
・五つの楽器が揃うからこそ、成り立つ曲だと思いました。
・楽器それぞれの個性を見つけられた。
・ピアノは小鳥が鳴くように明るくすがすがしい気持ちになりました。
・ピアノの先生の手がものすごく早く動いていて、ぼくもピアノを頑張ってあんなふうになりたいです。手が震えるほどとても感動しました。
・音楽の世界に入り込んでいる感じがしました。
・とてもおだやかで心が静まりました。弾んで弾いているところは心も弾みました。
・演奏をしているときに、一つ一つの音に先生方の気持ちがこもっていて、聞く側のぼくにもその気持ちが伝わってきて、音楽の力ってすごいなと思った。
・心臓をわしづかみにされるようないい曲。給食の時の音楽をずっとこれにしたいくらいです。
・四季を表していると思いました。最初は、おだやかで心地の良いあたたかさの春。次は、少し暑くて子供たちがはしゃぎまわる夏。次に少し寒くなってきて葉が紅葉になり始める秋。激しい演奏は凍える寒さを表している冬。そしてまた同じ季節をくり返して生きのびてきた鱒が、おだやかな春に釣られてしまい、命の尊さやありがたさを感じる演奏に聞こえました。
・生き物の切なさがわかるのがシューベルトなのかな。

音楽への興味関心が高まり深まった一日でした。

ヴァイオリン:加藤 えりな
ヴィオラ:田端 誠治(本校音楽教諭)
チェロ:白佐 武史
コントラバス:中津濵 麻美
ピアノ:佐藤 瑞恵